礼拝R30221

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2021年2月21日 四旬節第1主日礼拝
題:「神の敵バビロンの末路②」
聖書箇所:ヨハネの黙示録18章1~20節 説教:丸大勝牧師
聖書において、バビロンは神の敵とみなされている。かつて、ノアの時代大洪水により悪しき者たちは滅ぼされたが、その後、人類の歴史はどうなったかというと地上天国が生まれたのではない。アダムの原罪はなお子孫に受け継がれていった。ノアの子ハムの子孫にニムロデが登場する(創10:8-11:9)。彼はバベルの塔を建てることに失敗する。それは神への反逆を意味していた。バベルの町がやがてハビロンと呼ばれる。覇権国家ハビロン帝国が世界に君臨して以来、ペルシャ、ギリシャ時代も首都はいつもバビロンに置かれた。神に敵対する象徴の町であったのだ。ローマもバビロンと呼ばれていた。神の敵はバビロンで始まり、バビロンで終わることがこの章で証されている。終末時代、ハビロンは神に敵する世界的な宗教的政治的経済的体制を意味する。17章では、宗教的体制が反キリストにより滅ぼされてしまう。これは彼の裏切りでもある18章では、反キリストが神宣言をして支配するようになる政治的経済的体制が滅ぼされるのである。「倒れた、大いなるバビロンは倒れた」(2-3節)とある。これは、キリストの地上再臨の前に起こる。バビロンとは、人間が作り上げた組織、体制、都市、文明を指す。偽善と陰謀と搾取うずまく、富裕と貧困が同居する差別社会の中にあって、正義の神の裁きが次々に起こっていく。分解 バビロン崩壊の宣言(1-3) バビロンからの離別(4-5) バビロンに対する報復(6-8節) バビロンの崩壊を嘆く者たち(9-19節) バビロンの崩壊による天の歓喜(20節) バビロンの崩壊により消え去るもの(21-24節) 世界レベルの政治的経済的体制は一日のうちに無に帰してしまう。この章で結論として教えられることは、①すべてを神の怒りに委ねること(ロマ12:19-21)。「復讐はわたしのすることである。わたし自身が報復する」(申命記32:35)とある。人間はこの世の不正と罪に対して義憤を覚え自分で復讐したいと思うものではないか。しかし、むしろ神の怒りに任せよ、と主は言われるのである。②自らの国籍が天にあることを覚えること(マタイ6:19-21)。「あなたがたは自分のために、虫が食い、さびがつき、また盗人らが押し入って盗み出すような地上に、宝をたくわえてはならない」(19節9)。人は、富に支配されてはならない。